道南バス（室蘭）は７月３日、創立１００周年を迎えた。これを記念し、パネル展を開催する。創立当初の様子や昔の車両、街並みなどを映した写真が並び、バス待ちの乗客らが「地域の足」として親しまれてきた道南バスの歩みを振り返っている。
道南バスは１９２５年（大正１４年）７月３日、旧千歳町（現中央町）に室蘭自動車合資会社として創立。戦後に現在の社名に変更した。胆振管内だけでなく日高や後志でも路線バスを運行し、７７年と２０００年の有珠山噴火の際は被災者の輸送を担うなど地域の公共交通機関としての役割を担ってきた。
パネル展では、創立当初の社屋や戦後に走ったボンネットバス、平成前半の東町ターミナルの様子など年代順に４０枚の写真を展示。室蘭市が工業都市として最盛期を迎えた時期の１９６７年の室蘭市中央町のカラー写真では、赤と白のツートンカラーのバスが映画館や金融機関のビルが立ち並ぶ繁華街を通り抜けていて、往時のにぎわいを感じさせる。

開催場所:道南バス東町ターミナル

住所:室蘭市東町３

開催期間:2025年7月1日(火) ～ 31日(木)

時間:午前１０時～午後５時

料金:入場無料

お問い合わせ:道南バス
電話：0143-45-2131