お知らせ
京橋
スマイルホテル和歌山は、和歌山城の西に位置し、徒歩で城内まで10分ほどで到着致します。
日頃見慣れているためか、あまり訪れる機会がありませんでしたが、やはり自分の町のことは知る必要があると思い、訪ねてみました。
和歌山市は、江戸時代の町づくりが根底となっています。、お城の一の橋を起点として、北部に向かってまっすぐに伸びている通りがあります。この通りを本町通りと呼びます。
江戸時代、参勤交代のために、お殿様がお城を出たあと、この本町通りを利用しました。
さらに進んでいくと、川が水平方向に流れ、橋が掛けられています。この橋を京橋と言います。
この京橋を境にして武家屋敷と町人街に分けられていました。
かつては、この川の河岸では、米、野菜、鮮魚等が荷揚げされ、
一帯は、裕福な商人町となっていました。江戸時代後期に書かれた紀伊国名所図会にはそのころの賑わいが描かれています。現在でも、散策してみると問屋や砂糖商などの看板が挙げられています。
この川の名称を市堀川といい、この川に沿って江戸へ向かったことから、この道は紀州街道と呼ばれています。
紀州のお殿様もお城を出て、河岸の賑わいをご覧になられながら、この街道を進まれたのかと思うと
感慨深いものがあります。