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【京都 平安時代末期】~鵺(ぬえ)池伝説~
こんにちは(^_^)
京都は今朝から気温が下がり、小泉今日子の「木枯らしに抱かれて」が流れてきそうな雰囲気です。
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昔々、平安時代、京の都は狐狸妖怪の棲み処だったそうです。
今のように電気は当然無く、夜は月明りだけだった時代です。
平安時代末期、近衛天皇は夜の訪れを怖れてました。
毎夜、丑三つ時になると、御所は黒雲に覆われ、ヒョー、ヒョーという不気味な鳴き声がするからです。
帝は、得体のしれない鳴き声を耳にする度、全身が震え、うなされるようになりました。
都人はその声の主を「鵺(ぬえ)」と呼んで、気味悪がっておりましたとさ。
そこで、鵺退治に白羽の矢が立ったのが、武勇に秀でた弓の達人・源頼政でした。
頼政は闇夜に潜み、丑三つ時になって奇妙な鳴き声がするのを待ちました。
そして鳴き声をたよりに、天空に向かって矢を放ったそうな・・・。
すると、空からドサリと落ちて来たモノがある。
近づいてみると、それは奇怪な生き物だったようで、
頭はサル、胴体はタヌキ、手足はトラ、尾はクチナワ(ヘビ)。
キャ~~~~~~~~っ!!
鵺の姿は、退治に関わった者たちを驚嘆させた。
頼政が鵺を退治すると、たちまち帝の病は完治したという。
めでたし、めでたしというのが、「鵺(池)伝説」です。
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源頼政に射られた鵺が落ちて来た場所というのが、二条城の北側にある二条公園です。
とても広い公園なので、子供達は大体ここで遊ばせてます。
遊具もそこそこ揃ってますし、球遊びもできますが、気をつけないと、
公園と二条城の間の道路に球が転がると危険です。
(横が世界遺産の公園・・・結構贅沢かも・・・)
かなり平和な公園ですが、そうやって観てみると、
公園の北側の一角には、射落とされた鵺を祀る「鵺大明神の祠」と「鵺池碑」があるし。
頼政が鵺の血に濡れた矢じりを洗った池というのも再現されています。
※鵺退治に使われた矢は、下京区にある神明神社に今も保管されているといいます。
随所にのどかさと怖さを感じることのできる、表裏一体なスポットです。
当館からは、市バス12系統「四条西洞院」⇒「二条城前」下車。
二条城拝観のあとに、ふらっと立ち寄る程度がベストです。
「鵺大明神の祠」と「鵺池碑」
昼間はよいですが、夜にみると怖そうですね・・・
池だけじゃなく、遊具もあり、球遊びも可能ですよ♪
公園からは、二条城の堀がみえます♪♪