浅野武彦（1927-2016）は北海道大学医学部在学中に白老に疎開していた川上澄生に木版画の指導を受け、大学卒業後は苫小牧市内の病院に勤務しながら休日は版画家としての作品制作に取り組みました。
本展覧会では、浅野武彦の木版画作品約100点を「風景」「植物」「いきもの」「骸骨」の四つのグループに分けて紹介します。作品と併せて、書簡、年賀状、版画制作の道具なども展示し、川上澄生の指導の様子や芸術家同士のあたたかな交流も紹介します。自然やいきものへの愛情溢れる作品、医師ならではの鋭い観察眼が垣間見られる作品など、浅野武彦の真摯な眼差しによって捉えられた木版画の世界をご覧ください。

開催期間　2019年12月7日（土）- 2020年1月19日（日）
休館日　　月曜日、年末年始（12月29日～1月3日）（1月13日（月・祝）は開館、翌火曜日休館）
開館時間　9:30-17:00（入館は16:30まで）
観覧料　　一般300（240）円、高大生200（140）円、中学生以下無料
問い合わせ先　苫小牧市美術博物館
　　　　　　　〒053-0011 北海道苫小牧市末広町3-9-7
　　　　　　　電話 0144-35-2550