お知らせ
山陰ちゃんぽん
お客様に良く聞かれる事の一つに、飲食店についてがございます。
鳥取西部では、お隣の境港市の松葉ガニが有名です。"鳥取が発祥"という食べ物はしゃぶしゃぶと牛骨ラーメンがございますが、それ以外にも化学調味料を使わない、体に良い食べ物を提供する老舗の店が沢山ございます。そのなかで、他にはない独特な食べ物として、「山陰ちゃんぽん」というものをご紹介致します。
日本のちゃんぽんは、長崎が発祥地で、発祥地の長崎ちゃんぽんが圧倒的に有名です。しかし、そのちゃんぽんは、長崎から伝わる際に、違う形で伝わっていました。どのようなものかと言うと、野菜を、醤油ベースのあんかけに混ぜ合わせて、ラーメンにかけて食べる。というもので、山陰ちゃんぽんが、まさにその原型をとどめています。
このような、あんかけちゃんぽんの歴史は意外に長く、本家の長崎ちゃんぽんの歴史が100年強でありながら、70年前には、すでに”長崎ゃんぽん”として、関西圏にまで達していました。実際、滋賀県の彦根ちゃんぽんは、あんかけではないものの、山陰ちゃんぽんに似ています。
まったくオリジナルと違うにもかかわらず、遠い関西圏までたどり着いたちゃんぽんですが、昭和33年12月に大阪で創業した中央軒様により、オリジナル通りの長崎ちゃんぽんが世の中に伝わるようになります。始めは長崎ちゃんぽんといえば、あんかけ。というのが当たり前で、苦労されたそうですが、後に登場するリンガーハット様と共に、日本全国に、本来の長崎ちゃんぽんを広めることに成功しました。
山陰ちゃんぽんは、本家の長崎ちゃんぽんが大阪に伝わる前のちゃんぽんでございます。本家の長崎ちゃんぽんの登場により、すたれてしまったちゃんぽんですが、昔ながらの味を残しているお店が米子には、いくつかございます。米子に来られた際は、昭和の味を堪能してみてはいかがでしょうか。
米子に限ったことではございませんが、たいていのお店で、山陰ちゃんぽんを頼むと、大盛で出てきます。
麺がまったく見えないほど、あんかけがかけられていますので、中から、麺を出してみました。
今回、快く写真撮影を許可していただいたのは、米子にある「八仙閣」様でございます。ありがとうございました。食レポタレントのドロンズ石本さんもこらたそうです。(無料駐車場あり:10台)
壁にはられている”目に言う”は”メニュー”の事です。私は、理解するのに、数分かかりました・・・・・
松葉ガニのかに玉も気になります・・・
ティッシュは、テーブルの”横”にあります。”上”にはおいてありません。